自分のことがおかしくなったんじゃないかというくらい、心無い一言で傷ついて、気持ちがめちゃくちゃになったその日、 家にいても仕事も何も進まないので、ふと散歩に出た。 森をこえるところで、向こうから年配のおじさんと黒いダックスフントが歩いてくる。 私「こんにちは。」 おじさん「こんにちは。」 通り過ぎようとしたとき、そのダックスちゃんがこっちを見た。「大丈夫、がんばってね。」とこそっと教えてくれたような気がした。 私「(振り返りざまに)・・こんにちは。^^(ダックスちゃんに)」 おじさん「・・・あれ、この子ね、娘が飼っていたもんだから、家族以外には吠えるんだよね。注意してね。」 私「そうなんですか。(ダックスちゃんに、愛コンタクト)」 おじさん「そうなんだよ、だいたいいつも吠えて。。。あれ。」 ダックスちゃんは、別に私に吠えないで、愛コンタクトを何度かくれて、私を勇気付けてくれました。 おじさん「いつも吠えるのになあ、なんか今日は変だなあ。」 じゃ、ありがとうございました。とお互い交差する道を歩き出す。 そのあと、同じルートを円のように反対から廻っていたようで、再度会った。 おじさん「あ、あなたは本当に普通の散歩なんですね。」 私「そうなんです、今は犬を飼ってないので。。。」 またダックスちゃんが、こちらを見て、私がアニマルレイキで手を広げると、そのすぐ近くで、すっかりリラックスをはじめた。 おじさん「いや、これははじめてですよ、こんなことあるんだ。あなたには吠えないんだ。すごいなあ」 そのあと、小学生の男の子二人がとおりかかって、かわいいダックスちゃんを見かけたので、手を出してみようとしたら、ダックスちゃんはものすごい勢いで吠え始めた。 おじさん「ほら、吠えた。」 私「あ、ほんとだ。」 そのあと、じゃあね。と言おうと立ち上がったら、私もしっかり吠えてもらった。私の場合は、それは挨拶だと思った。。。 そして、なんだかそのおじさんとダックスちゃん二人にここまでの過程で沢山の承認をもらい、笑顔と一緒に元気をもらった私。散歩をして家に戻る途中、学校帰りの子供がY字路から歩いてくるのが見えた。 「おかえり!」 そして、二人でゆっくりと家までの道のりを、緑の景色を味わいながら歩いた。 心を洗濯したくなったら、ちょっと外に出てみるといいかもしれませんよ。 利恵
2 コメント
亜希子
9/25/2013 11:53:20 pm
素敵なお話をありがとう。
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利恵
9/26/2013 12:38:40 pm
目の前に現れてくれるのは、人や動物の形をした、神様なのかもしれませんね。と真面目に感じてます。
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Author福井利恵 Archives
3月 2022
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