診察室に来る動物も飼い主さんも、 多くの場合が緊張しています。 受付を済ませ、不安と緊張の中、自分たちが呼ばれるのをただひたすら待っています。 深刻な症状がある方は、特にですよね。 私自身、飼い主として動物病院に通った経緯があり、待つときに感じたことがあったので、シェアしますね。 待っている時間。 いったいいつ自分が呼ばれるのか、診察室のドアが開くたびに、自分なのか、自分じゃないのかびくっとします。 呼ばれないときの「なんだ、自分じゃないのか」という気持ち、そして、時間が経過していくのを感じながら、10分、20分、、、 と時間を数えながら待っています。 いったい自分の順番はいつくるんだろう? 何か、私の犬に問題があったのだろうか? 私が何か悪いことをしたんだろうか?? ちゃんと犬を診てもらえているんだろうか? いや、信頼できるはずだ、大丈夫。・・・と自分に言い聞かせます。 ・・・いったい、あとどのくらい待たされるんだろう? 何度も、受付にそれを聴こうかと思い待合の椅子から立ち上がり、躊躇し、また座る。 明らかに変な人です。多くの方は、待たされている不満を伝えませんね。だまって我慢します。 「福井さん」 先生に呼ばれた時には、自分じゃないだろうと思っていました。 この待つ時間というのは、持ってきた心配を大きくするには十分すぎる環境です。 それが起きないように、せめて時間がかかりそうなときは、「今、手術中であと○○分くらいかかりそうです、ごめんなさい」などと一言お伝えいただけると、だいぶ違うのではと思う次第です。 おそらく、多くの病院関係者の方がこの一言を伝える必要性を感じているのを知っています。そしてそれを実行する人、そしてしくみにすることが、忙しい病院の仕事を回していくのに大切なことなのでは、と感じた次第です。 ~~昔の経験より~~
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Author福井利恵 Archives
3月 2022
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