「世代脚本」 その人が、だいたい6歳くらいまでをどのように過ごしてきたかで、その人の人生が決まる。といわれているそうです。人によるその脚本の違いは、顕著に食べ物に対する姿勢に現れたりします。 うちの父は、食べ物を見ると、ほとんど関係なく食べてしまいます。アイスクリームのなくなり方が、尋常ではないし、食事を済ませたあとでも、何か食べ物が出てくれば、ほぼ必ず食べます。 そして、いい年をして、「これは、おれが買ったんだ」と言い張ります。 食べ物への執着がすごいなあ、と思っていたのですが、ここ最近、年をとってから更に顕著になったと思います。先日、知り合いのNLPの先生とお話して、「世代脚本」というお話をききました。 父は、満州で生まれ、日本に帰国してからも食事を確保するのが大変だったと聞いています。きっと本当に苦労したんだろうな。と思います。 一方母のほうは、農家で育ったので、いつでも食べ物には困らなかったそうで、食事は食べ切れなくて残すのが普通、幸せだったと聞いています。だから食べ物に対する執着がないのです。。。 そして私は、4人兄弟の3番目、母は必ず平等に食べ物は与えたので、困った覚えがありません。 そしてうちの子供は、飽食の時代に生まれました。食べ物にあまり興味がないというか、あるのが当たり前で、更に好き嫌いがはげしいですね。。。(ここは玄米などで改善中です) このように、その世代に沿った「人生の脚本」があるのですね。 これだけ「食べ物」への関わり方が違うって、世代によっても家族の中でも違う人生を生きているということになります。 病院や動物病院や、もちろん一般の仕事では、様々の年代の方と知り合います。また、人の病院だと、ほとんどを高齢者の患者が占めることになります。食事指導ひとつにとっても、その人の人生観などを考慮したコミュニケーションは大切になってきます。 先日の学生実習で思いましたが、高齢の方がどのように若い世代の行動を感じるか、というのは医師や獣医師のほうが認識しておくことは必要です。そして医師の言葉がけによって、患者がうつになるかならないかを左右するほどの影響力を持っていることを認識し、ジェネレーションギャップに立ち向かえる医師、獣医師になっていくことが必要な、シビアな時代に突入していますね。 さて、今年もあなたらしく。そして、関わる人々を、その人らしくいさせてあげることを念頭において、一瞬一瞬のコミュニケーションで出来ることをしていきましょう。いつでも、愛とともに。 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 平成26年 1月 コーチ 福井 利恵
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Author福井利恵 Archives
3月 2022
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