獣医師として、畜産に携わったこともあり、小動物にも多少関わっていながら、この動物医療、人の医療に対しても日頃からいろいろと思うところがあります。
私は、今家庭菜園で小松菜、きゅうり、トマトを育てています。 ・農薬を使わない野菜づくりは難しいです。今日もきゅうりの葉に早速穴が相手いて、葉をめくると、ひょいっとコガネムシが顔を出します。お互いに無言で、コガネムシはバツが悪かったのか飛んでいってしまいました。 農薬は使わなくても頑張れば野菜はできますが、こうして毎日手をかける必要があります。 意志の力、ヒーリングの見えない力を使ってうまく他の虫や雑草たちと調和していく方法を実践しています。とはいえ、虫はとるし、重曹水をかけたり、毎日工夫を考えます。 植物が育つには、水とミネラル、太陽光が必要。風と土。それが、木となっていきます。これが本来の生命力の創出です。たとえば、竹はその生命力で一年で一気に高くぐんぐん伸びてしまいます。 今の野菜は、自然には育ちません。虫食いや病気が蔓延してしまいます。これは、タネの持つ強さや、周囲の虫たちの分布にもよるでしょう。抗生物質やワクチンを与えている、家畜に似ていると思います。 人間も、植物部分と動物部分が合わさった生き物とシュタイナーはいいました。 ですから、動物も、植物と同じ部分を持っていると考えることができます。 植物部分が呼吸をして、それが酸素を運び、運動性にします。 その、生命力の起源は、五行の木火土金水、です。 それをもって、化学薬品をとったりして、自然じゃないのは、人間も動物も、植物も、やっぱり遺伝子的におかしくなっていくような気もする。生命力もなくなっていくでしょう。本質的なところから、人間も愛玩動物もともに離れていってしまいます。 すでにそういうことをすべて避けて生きていくのは難しいでしょう。 でも、獣医師だからこそそういう大元の自然な概念は持っていてほしいです。 自然と触れ合うということを忘れないでいただきたい。 東洋医学や自然療法もただ受動的に学ぶだけでなく、実際に自分が自然から教わる、とういうコミュニケーションをすること、自発的に行動することがなくては、命の深いところへ触れる学びはできませんから。
0 コメント
|
Author福井利恵 Archives
3月 2022
Categories
すべて
|